高山研Newsletter (No.31,2003年2月) 
時間が過ぎるのは早いもので、2月も終わろうとしています。
2月は「逃げる」、3月は「去る」といって時間が過ぎるのを表現したりしますが、その通りと実感しています。

研究室の学生は、卒業論文も終わり(若干名は再試験がありますが)、卒論資料の整理をしたり、旅行に行ったりしています。ただ、就職が未定の学生もおり、彼らは今就職活動を再開しています。この時期になって設計事務所からの求人もきており、最後のチャンスに賭けているようです。研究室では新しいゼミ生をむかえて、ゼミを開始しています。

ゼミの最後の旅行として、先日、韓国・釜山に行ってきました。なんと旅程は1泊2日。釜山で焼き肉を食べて、帰ってきたという感じです。釜山市には約400万人の人が住んでいるそうです。市内には高層住宅などがびっしりと建っています。博多港から釜山港まで高速船で約3時間。往きは波が高く、よく揺れました。本も読むのが少し辛く、危うく気分が悪くなる程でした。帰りは波も静かで、船は揺れませんでした。

釜山では専任のガイドに案内をしてもらいました。まずはおきまりの免税店。何も買うものがないので、時間つぶしのため免税店内を2周もしてしまいました。次に国際市場。ここに無いモノはないといわれるほど多くのモノがそろっています。高級ブランドも模造品もありました。日本人と分かるのか、呼び込みの声が良くかかります。食べ物の露店も多くあり、みんな立ち食いをしていました。長浜の屋台などと違う活気というか、エネルギーを感じさせるものがありました。でもきっと一人では迷子になりそうです。

そして、夕食。カルビ食べ放題と韓国ビール・焼酎の飲み放題。焼き肉はチシャにキムチなどと一緒に巻いて食べるとあっさりして(タレに付けてあるせいかもしれませんが)、私でもいくらでも食べられるようでした。我々がレストランに着いたのが遅かったせいか、最後は我々のグループだけとなり、他のテーブルは片づけられていきます。それでも、学生達は注文して食べまくるので、店員が呆れるほどでした。

ところで、私は今年の就職担当ですので、主な企業を訪問してきました。
3月には多くの企業で会社説明会が開催される予定ですし、4月早々には試験もあるようです。早い企業には4月初めに学校推薦者も報告しなければなりません。多くの企業が望む人材というのは似ているようです。成績というよりは学生の人格・やる気、就職に対する考え方などが重要視されるようです。こういった部分は大学教育のカリキュラムの範囲外であり、高校時代までにある程度確立されています。しかし、採用に当たっては、学業以外のウエイトが大きいというのは、教員としては何ともやりきれないとも感じます。私にできることは、学生に自分の進路について、多くの情報を集め、真剣に進路について考えるということくらいでしょうか。

3月には次年度講義の準備もしなければならないのですが、学生の就職の対応などでそれどころではないようです。

(平成15年2月26日 高山峯夫 記)
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