高山研Newsletter (No.24,2002年4月) 
大学の講義も始まりました。今の時期は校内の躑躅(ツツジ)が美しく咲いている時期ですが、今年は早々と散りかけています。

4月3日には福岡大学の入学式がありました。建築学科には、109名の新入生が入学しました。また、牛島先生と加藤先生の後任に、河野泰治先生と趙 翔先生が着任されました。大学の講義も2週目に入り、新入生は大学生活に慣れたころでしょうか。新入生の講義で気がついたことが。学生が最前列から席についていくのです。通常(?)だと、前列の席に空席が目立って、学生はできるだけ教壇から離れるのですが、新入生は逆です。これが、今後も続くことを期待しています。

私は講義やその準備に追われています。春休みにしておこうと思ったのですが、なかなかできなくて、直前で慌てている今日このごろです。毎年のことのようにも感じますが。

下の写真は、研究室(実験室)の周辺です。研究室がある建物(11号館)は変わりません。ただ、実験室の西側にあるレストランは、自動販売機に置き換わってしまいました。自動販売機でうどんも買えるようです。人件費節約でしょうか....。

 

4月11日には、東京で「建築基準法の改正を斬る! −建築規制と資格制度のあるべき姿−」と題したシンポジウムを開催しました。昨年実施した同題名のシンポジウムの第二弾です。建築基準法で細かく構造計算方法などを決めることは設計者の自由度を奪うことに繋がっているのではないか、設計者のレベルが低い時代であれば、基準法で画一的な計算法を規定することに意味はあったが、今では逆の効果が大きいのではないか、しかし、設計者の能力や資質にも差があり、詳細に規定することを求める声もある。これまでの建築基準法は何々をしてはならないという規制法である。この規制を守っていれば、もし建物が地震で倒壊しても設計者の責任は問われない。免罪される。設計者の責任をどう問うのか、設計者の報酬との関係は、構造設計者が建築家の下請けになっているような構造は問題ないのか、などなど、これからの建築設計のあるべき姿を議論することを目指した。非常に広範囲の問題を含んでいるので、期待したように議論できなかった点もある。講演録を作成中なので、できたら概要を紹介する機会もあるでしょう。

研究室の学生は、いま就職活動中です。試験、面接に追われているようです。今年の研究生では2〜3名が公務員志望(いずれも男性)、1人が大学院進学、他は就職希望のようです。研究室では卒論のテーマを決めるためのゼミも始まります。そんな中、ゼミで春合宿に行って来ました。行き先は、やまなみ荘。初日は天気が良く、九重でバーベキューをしました。2日目はあいにくの雨でしたが、陶芸を体験してきました。といってもロクロは使えないので、陶土で湯飲みや皿をつくりました。何か粘土遊びのようで懐かしく感じました。1ヶ月後には焼き上がって届けられる予定です。

(平成14年4月24日 高山峯夫記)
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