高山研Newsletter (No.23,2002年3月) 
本日25日は、福岡大学の卒業式でした。例年ですと新入生を祝福するはずのキャンパス内の桜もほぼ満開で、今年は卒業生を祝っているようでした。ご卒業おめでとうございます。高山研究室の4年生も無事に卒業できました。就職や進学などで新しい環境に対する不安もあるでしょうが、希望をもって努力して頂きたいと思います。

学部総代による学位記授与

卒業式に職員として初めて参加しました。自分が卒業したのが20年前ですから、それ以来となります。式の内容は、国歌斉唱、学位授与、祝辞など昔と変わっていないようです。山下学長の挨拶の中で、「勇気」を持つこと強調されていました。今、社会は、社会的、経済的、政治的にとても良い状況とは言えないでしょう。そんな中で、一人の責任ある社会人としては、勇気を持って対応することが重要であり、それにより社会も良くなるといった主旨でした。しかし、勇気を発揮することは、難しいこともあります。勇気をもって発言したこと、行動したことが裏目にでることもあるでしょう。そういったことを恐れずに向かっていくことが求められているのではないか。そうした場合の対応方法、かわす方法を考えておくことも重要でしょう。私の恩師である多田英之先生は、これを「悪知恵」とか、「設計がへた/うまい」とかいっております。何かをする時には、自分の置かれた状況を十分分析し対応策を考えること。また、人間の行動を予測することも必要であるが、他人の行動を予測するためにも人間観察が重要だといっておりました。建築だけに限らないでしょうが、仕事をするには、様々な人と協力する必要があり、その中で自分がやりたいことを成し遂げていくにはそれなりの努力が必要ということでしょう。これに関連した言葉としては「1日は24時間、1週間は7日(時間で仕事をしないということ)」「やりたいことをするには、やりたくないことを10倍はしないと」など。

卒業式会場(この中に研究室の学生がいます。わかるかな〜)

 今日の卒業式の卒業生総代には高山研究室の由衛正彦君が選ばれました。卒業生総代は、各学部の持ち回りであり、選ばれるには成績だけでなくタイミングも重要です。卒業式では総代の役割を十分に果たしたと思います。

由衛君の答辞

卒業といえば、建築学科の牛島先生、加藤先生も今月末で退職となります。40年弱にわたって建築学科で教鞭ととられてきた両先生ともお別れです。それぞれの研究室では退職記念パーティの開催予定もあるようです。牛島・加藤両先生の退職により、建築学科設立当初(昭和39(1964)年創設)からの教員は新宮先生だけとなります。両先生の退職により、4月には新任の先生も着任されます。福岡大学建築学科も創設40周年を目前にして新しい体制に移行する一つの節目になるでしょう。両先生の今後のご健勝とご活躍を祈念したい。

4月には、新入生が入学し、大学も新しい世代を迎え入れます。また、新しい1年が始まります。来年度はどんな1年になることでしょう。楽しみです。それにしても1年が経つのがものすごく早いように感じるのは気のせいでしょうか??

(平成14年3月25日 高山峯夫記)
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