ico_101.gif (121 バイト) わが国における免震構造への道程

関東大震災

(1920年代

〜30年代)

  • Ball Bearing(鬼頭鍵三郎),バネ装置付柱脚(山下興家),端部ピンの免震柱(岡隆一)などの免震構法が考案される。
  • 佐野利器,真島健三郎両博士による柔剛論争
    この論争は結局、曖昧な形で終わる。これは地震波の性質の把握や振動解析手法が不十分であった為である。

震度法

(1920年代〜)

  • 剛構造の時代(震度K=0.1〜0.3)
    この時代、免震構造の研究は停滞する。

高層建築の登場

(1960年代〜)

  • 高さ制限撤廃。(1964年)
  • 霞ヶ関ビル完成
  • 電子計算機の開発・利用が始まる

振動応答解析手法

(1970年代〜)

  • 新耐震時代(1997年建設省総合プロジェクト)
  • ヨーロッパ・アメリカ・ニュージーランドにおける免震研究開発

免震構造解禁

(1980年代〜)

  • ポスト新耐震時代(1983年RC免震住宅完成)
  • 解禁、導入開発競争
  • 免震構造設計指針発表(日本建築学会 1989年)

免震構造の普及

(1990年代〜)

  • 第一次成熟期を経て普及化の時代へ
  • 免震構造設計指針改訂(日本建築学会 1993年)
  • 日本免震構造協会発足(1993年)

免震構造新時代

(1995年〜)

  • 阪神淡路大震災(1995年)でその性能を実証
    一気に免震構造への関心が強まり、評定件数が急増する。
  • 日本免震構造協会、社団法人となる(1999年)
  • 免震構造設計指針改訂版 出版予定(日本建築学会 2001年)
  • 構造設計における地震入力からの開放
  • 耐震構造設計の時代から耐震空間構造設計の時代へ

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